ウェブサロン
「注文の多いフルーツカフェ」


             29号(2009年5月12日号)

               『おかげさまで開店1周年』


<礼子>早いものですね。今日で「注文の多いフルーツ
       カフェ」もう1年ですよ。

<賢二>今日は開店のときからお世話になった皆さんを
       ご招待していますからミキちゃんよろしくお願い
       しますよ。

<ミキ>任せてください。普段おっとりしているように
       見えてもいざとなる、ウエイトトレーニングマシ
       ンで鍛え上げたこの体でてきぱきと。注文を聞い
       て、
料理のお皿を運んで片付け、皿洗いにレジと
       何でもこなしてご覧に入れます。

<礼子>やけにはりきっているわね。頼りにしているわよ。

今日はご招待のお客さんだけだから注文取りもレジもない
   しもうお料理はできているから後はとはお出しするだけ。一
   緒に楽しんで頂戴。

どんな方をお呼びしているんですか。

山ちゃんは呼んであるから心配しなくても大丈夫よ。市場の
   吉田部長、それと正子さんと美千代さん。ほらいらっしゃっ
   たわよ。 

<吉田>まいど。一周年おめでとうございます。

<山ちゃん>この姫リンゴの鉢植えは吉田部長からの1周年
         のお祝いです。

わー、かわいい白い花ですこと。開店のときには蘭をいただ
   いたのよね。うれしい。

帰って気を使わせてしまいましたね。

正子さんと美千代さんもお呼びしているの。吉田部長、ご存
   知よね。正子さんと美千代さん。

正子さんは元保健所に務めていた方で、美千代さんは私立病
   院の管理栄養士さんだっだよね。

吉田さんは女性の顔と名前を一度覚えたら絶対忘れないって
   いうので業界では有名だよ。

人のことについての記憶力は商売じゃ大事だからね。理屈ば
   かりじゃうまくいかないよ。でも今はもう以前のようにはいか
   ないね。時々忘れた振りしてとぼけていることもあるけどね。

本当にわすれているんだとおもいますよ。

山、こら、言って良いことと悪いことがあるよ。

冗談だってみんなわかっていますよ。

あのなー、部長がボケてるってことは会社の重要機密情報だ。
   それをばらしたら服務規程違反だ。山、夏のボーナスの査定は
   厳しいぞ。

それってどこかで聞いたことがあるようなせりふですけど。
   あら、正子さんと美千代さんがお見えになりました。

いらっしゃいませ。今日はおかげさまで開店一周年迎えること
   ができたささやかな内輪のお祝いです。おかげさまでフルーツ
   をめぐる時の話題、食生活、栄養、健康機能、安全、品質、レシ
   ピ、商品情報など楽しいやり取りで話題にすることができました。
   正子さんが紹介してくれたゲストとの先生たちのお話もとても楽
   しかったので感謝しています。

そういっていただけるとうれしいわ。まだまだいろいろな先生方
   を知っていますからご紹介しますよ。

美千代さんも遠慮なく召し上がってください。

ここで伺う輸入フルーツの話は学校や研修会なんかでは教えても
   らえない話が多くて、職場で先輩にどこでそんな話を聞いてきたの
   って感心されるんですよ。

時間があいたときにもっといらしてね。マスターは若い女性に薀蓄
   を言うのが大好きだから。お年寄りの患者さんをいたわるつもりで。

私がそういうビョウキだって言いたいんですね。

マーマーマー。まずは乾杯にしましょう。

カシスで華やかにばら色に彩られたシャンペンです。キールロワイ
   ヤルお注ぎします。

まー、きれいに泡がたってる。ヤマちゃん私たちの結婚披露宴の
   乾杯はこれにしましょうよ。

山、ミキちゃん今なんて言った。

というわけで、いま二人で式場をさがしているところです。

まー、うらやましい。山ちゃんってマスターと話しによく来てい
   るのかとおもったらやっぱりお目当てはミキちゃんだったのね。

映画、カサブランカでハンフリーボガードがイングリッドバーグ
   マンにいう決め台詞は“君の瞳に乾杯”だったね。そのときのカク
   テルがこれだったとおもうけど。ちょっと古すぎるかね。
   これまでも昔はボギーに似ているって言われたときもあったな。

それって営業用のお世辞にきまっているじゃない。

大丈夫、今でもその台詞は使えるわよ。

さあ、若いお二人のために乾杯しましょう。

君の瞳に乾杯!


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パイナップルを使ったレシピ:パイナップルの器のマリネ



キールロワイヤル



カシス(ブラックカーランツ・黒スグリ

 水仙月の4日 ダイジェスト   原作:宮沢賢治  絵:高村哲
                      発行:(有)ノームプランニング
                                        e-mail:GnomesJpn@aol.com 


(編集後記)
 絵本、「水先月の四日」は思い切ってルビつきの現代仮名遣いになって
だれにもよみやすくなり、宮沢賢治の詩と物語が混然とした格調高い作品
に、高村哲さんのキレのいいイラストがよく合っているように感じました。

 おかげさまでメルマガ「注文の多いフルーツカフェ」はめでたく1周年
記念パーティーとなりました。ご購読いただけたればこそ続けられたわけ
で感謝しております。1年間お送りしたメルマガをもう一度読み返し、皆
さんからいただいたご意見を噛みしめながら、これからの発信の材料探し
に2週間ほどリュックサックを背負って食用バナナの起源・原産地のひと
つではないかといわれるメコン川中流域への旅に出かけてきます。家人の
“注文の多いフルーツカフェ”編集のネタ集めは、一人旅に出る口実でし
ょうという指摘はあたっているという気がしないでもないのですが。とい
うわけで次号は旅から戻ってからになります。

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