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<賢二> 1−MCP(1−メチルシクロプロペン)剤が国内で使用できるようになったようですね。 |
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<吉田> 日本で登録申請されてからでも5年は経っていますよ。 |
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<岡田> 外国で使い始めてからだと10年以上です。日本は何でもとにかく動きが遅い。 |
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<山田> これでやっとリンゴ、日本ナシ、洋ナシ、カキに鮮度保持の植物成長調整剤として使用できるようになったわけですね。 |
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1−MCPは果実を熟成・老化させる作用のあるエチレンのはたらきを、果実細胞内のエチレン受容体に先に取り付いて、エチレンが来ても取り付く島がないようにする物質で、極微量で効果を表すし、実質無害なものだから開発国のアメリカをはじめとして花卉、果実の鮮度保持に広く利用されています。 |
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これで、気密度の高いスペースで果物を一定時間処理して、鮮度保持効果を得るために、薬剤販売会社が処理サービスを提供するというスタイルのビジネスが動き出しますね。適切な処理方法に経験の少ない出荷団体にとっても、先行国での経験を生かしてもらえるから、始めるにあたっては安心なわけです。 |
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実際にはどんな効果が期待できるんですか。 |
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軟化しにくくなるのが一番だろう。それと今までの冷蔵、CA貯蔵などの保存方法と組み合わせるとさらに長期の保管が出来るようになる。 |
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温度が上がるとすぐに品質劣化を起こすリンゴ、ナシなどが常温でもある程度の間いい状態で維持されるので今まで外気温が上がる流通段階でロスが出やすかった商材が扱いやすくなるし、消費者も冷蔵庫に入れないで数日なら居間や食卓に安心しておけるということかな。 |
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<礼子> 収穫後にガス処理したものなんて、なんだか不安という声は出ないかしら。 |
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何処の国でも処理をしたという表示なしで売っていますよ。もともときわめて安全性の高いものだし、果実には処理されたものでも検出できないほどの微量しか残らない。
1−MCPの使用で腐敗による廃棄が減らせる、美味しくて鮮度のいい物が味わえる、保存輸送のエネルギー消費、炭酸ガス排出削減が出来るなど有用性の面をあらかじめ伝えておけば、大方の納得は得られるはずだよ。 |
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表示不要とした消費者庁の判断は真っ当だね。一部の人が求めているからって安全性に問題の無いものに表示義務を課すと、そのこと自体が偏見や不安感を誘うことがあるからね。 |
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経済成長著しい熱帯・亜熱帯の東南アジア市場でリンゴや梨を輸出販売する上で1−MCPを使えなかったのはかなりのハンディキャップでしたよ。他の主な輸出国は使っていますから、使えない日本からのナシ・リンゴは棚もちがしないのですぐにロスになってしまって扱いにくいと言われてきましたから。 |
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1−MCPで各品種の販売可能期間が延びるので品種、産地間での勢力地図が変わってくると思うけど、春先から夏にかけての扱いやすさがプラスに働くし、収穫熟度を完熟近くまで持ってくることがしやすくなるので、店頭に並ぶ果実の食味が良くなるという期待もあるんだ。 |
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早く他の品目へも使えるようにしてほしいですね。メロン、イチゴ、トマト、プラム、桃なんかにも有効でしょう。 |
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人間にも効き目があるといいけどね。 |
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何歳ごろに処理してもらったら一番いいかしらね? |
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たとえ人間に効くとしても収穫直後でないといけないから手遅れだよ。処置ナシ。 |
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