注文の多いフルーツカフェ
メールマガジン「注文の多いフルーツカフェ」

      59号(2011年10月4日)
     『秋刀魚とレモン』

茜
<茜>
こんばんわ。
礼子
<礼子>
お揃いで、お珍しい。智彦さん元気そうですね。
智彦
<智彦>
今だから言うけど手術後は再発が心配だったよ。心配してもしなくてもおんなじだって思ってからは、あまり先のことは考えないようにして仕事に戻って、やっと普通に食べて暮らせるようになったよ。
茜
あんまり脂っこいものは出さないようにして、家では最初に果物そして野菜を使った一品、それからは好きなように食べてもいいと、食べる順番まできめてるの。
賢二
<賢二>
とりビーは。
茜
ナーシ。家は居酒屋じゃないんだから。
智彦
毎晩飲まなくても、たまに飲むとこれがまたいい。
ときに、成田山では、京都で断った陸前高田の松で護摩供養をしたそうだね。だけど、愛知の町の東日本震災復興花火大会で福島県で作られた花火を断ったというのはあきれた話だね。
礼子
気仙沼に住んでいる友達が秋刀魚を送ってくれたのよ。震災直後にちょっとお見舞しただけなのに、港に秋刀魚が揚がるようになったからって。律儀な人だから。お刺身で食べる?それとも塩焼き?両方がいいわね。刺身は私がやるからあなたは焼いてください。
賢二
承知いたしました。
智彦
目黒には気仙沼から、東京タワーでは大船渡からと三陸の被災地から送られてきた秋刀魚がふるまわれたってニュースに出ていたね。並ばなくてもここでいただけるなんてラッキーだな。
茜
魚の焼け焦げってガンのもとになるんじゃなかった?
賢二
焼け焦げに含まれるベンツピレンが発がん物質だということがわかって、心配した時期があったけど、動物実験で毎日何百キロの焼け焦げを10年以上も食べ続けなければ起こらないことがわかったんだ。
排気ガスや煙草の煙にはもっと含まれていて、普段食べるお焦げの量では起きっこないってこと。それに大根おろしと一緒に食べれば大根に含まれている辛味成分の抗がん作用でなおさら大丈夫ということもわかった。
礼子
さー、このお刺身にはスダチを絞ってかけて。大根のつまも全部食べられるのよ。スダチ、カボス、シークワ―サー、レモン、ライム、みんなビタミンCやポリフェノールがあって抗酸化作用で発がん抑制に働くんですって。
賢二
これ、このまえ紀州に行ったときに湯浅で買ってきた濁り生醤油。いい香りですよ。湯浅は鎌倉時代にさかのぼる日本の醤油発祥の地で、それが房総の銚子に伝わったんだそうだ。
智彦
銚子に知り合いで湯浅っているけど、きっとルーツは紀州だな。
賢二
秋刀魚が焼けましたよ。大根おろしをたっぷり添えて、レモンをギュッと絞る。小骨も内臓も丸ごといきましょう。福島県産の御酒をいただきましょう。
茜
秋刀魚の内臓、放射能は大丈夫かしら。
礼子
ちゃんと調べて駄目なものは出荷しないようにしているから心配ないわよ。
賢二
秋刀魚は小型の回遊魚だからまず心配いらない。事故のあった原発付近の海域からあまり動かない魚は出回っていないし。ただ、まだどのように魚介類、海藻類に蓄積されるか十分わかっていないこともあるからいろいろ調査研究が行われているそうだ。
後の世代にこれ以上の重荷だけを残すわけにはいきませんからね。
礼子
こんなに健康のことに気を使ってくれる奥さんがいて智彦さん幸せね。
茜
それなのに、家の外ではどんなものを食べているのか。
賢二
たまには首輪を緩めてやらないとかわいそうですよ。
私らの歳になればもう何を食べたって呑んだって、そのせいでガンになる頃にはとっくに寿命が尽きていますからその点は心配ないんですけど、メタボ系の健康トラブルは食べものが大きく影響しますからね。
礼子
あなたの場合は食べものじゃなくて飲み物よ。どんなに私が食事に気を使っても飲みすぎ、運動不足は緩やかな致命傷ですよ。
賢二
私が死んでもだれも困らないけど、あなたが元気でいてくれないと私が困ります。
智彦
うちもそうだ。



絵本 蛙のゴム靴PDF
  PDFサイズ1.08MB
:宮沢賢治
:高村 哲


(あとがき)
 安全性に問題があるはずのない薪や花火を拒否する心理は何かというと、“穢れ”なのだとの心理学者 斎藤環氏の指摘に目に留まりました。穢れとは汚れとは異なる。科学、理の概念ではなく、不安、怖れ。安全でも安心できないにも通じる人間の意識のさらに奥に潜む命の反応。これが、忌避、差別という行動につながるのか。避けると、寄り添うとを分けるのはそれまでに持っていた心の距離感かそれとも空間の距離か。
 古来日本人は、凶事があるとお祓いをし、祈って舞って悪霊という名の心の中にうごめく恐怖感と対峙して安心を得てきたに違いない。お清めの塩、歌舞、相撲、山車、火焚き、奉納、お祓い、読経、撞鐘。いわれのない風評被害に苦しんでいる福島県産品にはお祭りが必要だが、原発の本当の今の様子が知らされていない中では盛り上がりようもない。 (米)

(米倉)

メルマガの購読は無料です。
月に1、2回のペースで社団法人日本青果物輸入安全推進協会・安全問題専門委員会が編集し発信します。


メルマガ「注文の多いフルーツカフェ」購読のお申し込みはこちらへ
http://www.fruits-nisseikyo.or.jp/fruit-cafe/form/inquire/

登録内容変更はこちらへ
http://www.fruits-nisseikyo.or.jp/fruit-cafe/form/change/


配信停止のご希望はこちらへ
http://www.fruits-nisseikyo.or.jp/fruit-cafe/form/leave/


メルマガ・ホームページへのご意見・ご質問はこちらへ
fruit-cafe@fruits-nisseikyo.or.jp


「注文の多いフルーツカフェ」はフルーツをめぐる時の話題、食生活、栄養、健康機能、安全、品質、レシピ、生産情報などのお役立ち情報をバーチャルフルーツカフェにいらしたお客様とのやり取りを通じてお届けするメルマガ・(メールマガジン・メルヘンマガジン)です。

 メルマガでお送りする話題はホームページ「注文の多いフルーツカフェ」 にリンクしていますのでお時間の許す方はホームページにご来店の上バックナンバー閲覧などされてごゆっくりとお寛ぎください。


 またお友達にもぜひ「注文の多いフルーツカフェ」ホームページを教えてあげてください。
注文の多いフルーツカフェ
http://www.fruits-nisseikyo.or.jp/fruit-cafe/

 いただいたメールアドレス始め個人情報は「注文の多いフルーツカフェ」メルマガ、およびホームページの配信以外の目的に無断で使用いたしません。